



一般社団法人 交通事故被害者支援協会 (Traffic Accident Victim Support Association)略称TAVSA(タブサ)は、2025年5月16日に設立されました。現在、交通事故被害者は、損保会社からの非人道的発言により心を抉られ、さらにその発言が裁判所に認められ、多重に苦しめられています。「無制限保険」と謳いながら、事故が起こると弁護士をつけて裁判に持ち込み、被害者への保険支払いは「制限」されてしまいます。もし、あなたや大切な家族が交通事故被害者になったとき、こういった現状を目の当たりにすることでしょう。
こういった経緯を受け、TAVSAでは、損害保険の適正化を進めてまいります。皆さんの情報提供が必要です。事故の被害に遭われた方、加害者でも損保の対応に不満や問題があると感じている方訴状などの資料をご提供ください。
協会設立の経緯
損保会社からの非人道的発言の実例ー
「病院到着時にはすでに死亡していたのだから、付き添い看護費用や交通費は支払わない」

平成30年2月1日に起きた重機暴走事故で娘(当時11歳)を亡くした井出様の裁判で、加害者(被告)の主張は、大阪赤十字病院救急救命センターに搬送されたときには、すでに死亡していたため、近親者が看護のために付き添う必要性はなく、付添費用は認められない。とありました。
突然、娘が事故に遭ったという連絡を受け、ただ祈る気持ちで駆け付けたご両親の気持ちを踏みにじる発言です。この一例も損保の支払い金額の削減を目的するものです。
「もうこれ以上、治らないから病状を固定しましょう」

令和元年10月10日に加害者の無謀運転により起きた事故で、被害者は脊髄損傷で全身不随の重症となった。それでも、再生医療やロボット療法などの可能性を模索し、懸命にリハビリを続ける被害者に対し、加害者及び損保会社から発せられた言葉です。「もう治らないから、病状を固定しましょう。」
重傷を負わせ、できる限りのリハビリを行っている被害者に対し、加害者側からのこの発言は言語道断です。被害者の未来をも奪いかねない、こういった損保会社からの非人道的発言が横行しています。
なぜ、損保会社は非人道的発言を繰り返すのか?
以下のイラストは、「不正のトライアングル」と呼ばれ、不正が発生する3つの要因(機会・動機・正当化)をイラストにしたものです。このトライアングルを使用し、損保会社から、なぜ非人道的発言が発生するのかが説明できます。

この3つの要因を損保会社の事情に当てはめると、非人道的な発言が繰り返される理由がよくわかります。

